iPhone発売報道をみて
昨日のiPhoneの発売報道。
各テレビのニュースでの取り上げを見る限り新しい発見はなく不完全燃焼気味。
docomo参入で少しは新しいiPhoneの魅力や、購入へ向けてのアプローチが報道されるかとおもいきや、空振り。
各キャリアが、CMキャラクターを務めるタレントを発売記念イベント場所へ招いて、
メディア各社がそれを放送する。いつもと変わらない風景。
docomoの会場で、渡辺謙さんは、数日並んで店に入る購入客と握手している様子が
報道されていた。横で、堀北真希さんは、お客さんと握手していない様子。
警備上、スムーズな店舗誘導、お客様の安全管理上、色々理由があるわけで。
世界的俳優が笑顔でお客さまと握手し、後輩の日本女優はそぶりなく。
一般視聴者って意外とこんなところを見てしまい、無意識に自己のブラントイメージの引き出しに記録にしている。
そういうことを先回りして予見してプロのPR会社が事前準備するはずなのだが。
双方残念。
上戸彩さんは、メディアを前にSB社から「倍返し」のコメントに一瞬の間。
さすが上戸彩さんは、状況判断がうまい。乗ったらマイナスとすぐに判断したのだろう。
ここぞとばかりに、「倍返し」のコメントしたSB社は報道各社という相手を前に残念なイメージだけが印象として残る。大丈夫?、SB社。
auは、もっともマイナスなく一通り終えた感がする。
スマホのポテンシャルを支える、接続環境の優位性を伝え、剛力彩芽さんもキャリア特性を伝えるコメント。加えて、今朝の新聞全面広告の「ツナガルチカラ」もいい。
キャリアとしてのスタンス、好感。
各メディアがテレビ報道としてチョイスしたそれぞれの様子だが、各社のパブリックリレーションの創造性と価値観が分かりやすく見られた。
もちろんiPhoneを注視するユーザーはそんなPRや報道も気にすることなく、購入動機を正当に判断している。
各社、高い費用を払って行ったであろうiPhoneの数時間の発売イベント、最近のPR戦術のマンネリ化を表すだけの報道へとツナガッタようだ。